大阪府・大阪市・大阪陸協が主催
2024年2月25日(日)、大阪マラソン2024を大阪府庁前をスタートし、大阪城公園内をフィニッシュとする大阪マラソンコースにおいて、実施いたしました。
平林清澄—日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝
国学院大学のエース 平林清澄(21歳＝3年) が、日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝。これは、日本学生記録2時間7分47秒だけでなく初マラソン日本最高2時間6分45秒も大きく上回った。パリ五輪選考の対象外選手だったものの、代表選考レースでの衝撃の走りを見せた。
自身最長の箱根の2区(23.1km)を上回る42.195kmで、実業団・海外選手を抑え、栄光のフィニッシュテープを切り優勝。日本学生記録、さらに初マラソン日本記録を打ち立てた。
攻めの姿勢で、ラスト10kmは2時間4分台の記録を持つキッサ選手(ウガンダ)と一騎打ち。自分のペースで強気を貫きトップを死守した。
沿道の応援を力に『支え愛』のマラソン大会
国内外の招待選手と市民ランナー(一般ランナー・タレントランナー ・チャリティーランナー・障がい者ランナー等)が「共に走る」大阪マラソン2024は、約3万人のランナーが沿道の声援を受け、雨の大阪の街を駆け抜けた。
大阪マラソンは都市型市民マラソンとして2011年に始まり、大津市で開かれていた「びわ湖毎日マラソン」と2022年に統合された。
今年は記録も楽しみな「新コース」となり、高速レースが期待されていた。午前9時15分に最初のグループが府庁前をスタート。フルマラソンのランナーは、御堂筋や道頓堀、京セラドーム大阪などの名所を巡り、大阪城公園内にフィニッシュ。
沿道には多くの人が詰めかけ、雨の中多くの人々が、手作りのうちわや応援パネルで、「雨は大変だが楽しんで笑顔でフィニッシュしてほしい」とエールを送った。沿道ではさらに、よさこい踊りやチアリーディングも披露された。
寒さで体も冷える中、趣向を凝らしたユニフォームで参加して楽しんだり、夫婦で共にフルマラソンを笑顔で完走するなど、沿道の応援を力に『支え愛』のマラソンとなった。みんなでかける虹「めっちゃええやん大阪」と大阪の魅力も大きくアピールした。
大会基本情報
【コース】
マラソン：大阪府庁前をスタートし、大阪城公園内をフィニッシュとする大阪マラソンコース（日本陸上競技連盟（日本陸連）・ワールドアスレチックス（WA）／国際マラソン・ディスタンスレース協会（AIMS）公認コース）
チャレンジラン：大阪府庁前をスタートし、大阪市役所付近をフィニッシュとするコース（未公認コース）
【スローガン】
スローガンである「みんなでかける虹」は、「虹をかける」の「架ける」と「走る」の「駆ける」を掛け合わせたもの。